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大澤 英昭; 梅木 博之
no journal, ,
事業の長期性と安全確保の長期性から、地層処分技術に関しては実施主体や規制機関の活動を支えるための技術基盤として体系化し、継続的な研究開発によってその信頼性の向上をはかって行くことが不可欠である。日本原子力研究開発機構は、2005年9月に公表した平成17年度の取りまとめにおいて、このような体系化にあたっての新たな視点として知識管理に基づくアプローチを提案している。本講演では、このアプローチの意義,地層処分技術に関する知識のセーフティケース概念に基づく知識の構造化や知識ベース及び知識管理システムの基本概念を紹介する。
井上 和彦*; 柴本 宏*; 高橋 健司*; 生玉 真也*; 森下 正樹; 青砥 紀身; 笠原 直人; 浅山 泰; 北村 誠司
no journal, ,
我が国の発電用新型炉である高速増殖炉(FBR)の実用化には、経済性,安全性を同時に満足する合理的設計が要求される。高温・低圧で運転されるFBRは、冷却材温度変動によって生じる熱応力が緩和しやすい薄肉の構造が有利になるが、薄肉化を進めると剛性の低下によって耐震性が損なわれることから、耐熱荷重設計と耐震設計の調和がFBR構造設計の要諦となる。これを実現させるため、熱応力に対する耐性に優れるFBR用高クロム鋼,高温で生じる非弾性変形解析法や熱荷重設定法を含む高温構造設計法,設計・製作・運転を包括的に最適化するシステム化規格、これに加え地震荷重による制約を解決する3次元免震技術の開発を進めた。